「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」(暦便覧)
秋深まって朝夕の冷え込みが一層厳しくなり、冬の気配を感じる頃です。
中国発祥の二十四節気は、日本の季節とはズレがあると言われます。
まだまだ紅葉も本番ではないし、まだまだ秋の味覚も味わい尽くしていない時期、冬と言われても…
ただ、案外とこの2〜3日朝夕の気温や空気の変化は大きくて、すっかり冬を思わせるほどです。
インフルエンザの予防接種も今年は始まるのが早いみたいですね。
とにかく一番の予防には、自律神経のバランスを崩さないようにし、自己免疫の働きをよくしておくことです。
ケアの方法はいろいろあれど、とにかく、先ずは睡眠です。できるだけ無理をしないのも大切。季節のものを食べるのも、栄養価が高くてお財布にも優しくて良いですね。
そういえば、街中にもザクロや…
銀杏が…
見てるだけですが…
ああ、美味しそう…
鍼灸師としては、やはりこれからの季節はお灸をオススメします。
先日出会った方が、ご自身でお灸しておられるとお聞きし、何処にお灸するのか伺うと、押して痛かったり、気持ちいいところ、との事でした。
その場所を教えて頂くと、なんとその方の状態にぴったりのツボのある場所でしたので、本当に驚きました。
今から本当に少しだけ昔、現在90才位以上の方々の時代には、日本は自宅でお灸して養生している方が珍しくなかったけれど、その頃はこんな風にプロアマ問わず、必要なお灸が自分で出来ていたのかも知れません。
そんな時代にまたなれば、きっと元気な人が増えていいな…