• 啓蟄

    下御霊神社さんの八重咲の紅梅

    「陽気地中に動き、ちぢまる虫、穴を開き出ずればなり」(暦便覧)

    冬ごもりしていた虫などが、暖かさに誘われて地上へ這い出してくる頃、との事。



    昨日の京都は、晴れていたかと思えば、強い風が蜘蛛、ではなく雲を連れてきました。

    一雨ごとに春になると言われますが…

    雨かと思えば霰になり、降り止んだ後は冷気が街中を覆いました。

    まるで冷凍庫の中にいるみたいでしたが、ころころ霰が転がる様子は花吹雪のようでもありました。

    堀川に咲くコブシ

    ころころ…といえば、コロナ野郎さん。いつまで居座るつもりでしょうか。

    情報を得る為に時々ニュースは観ますが、昨年あたりからの自身のテーマ「常識を疑え」を念頭に置き、出来るだけ俯瞰で見るように意識しています。

    何が良いやら悪いやら、日々情報も変わります。恐れる相手の特徴がわからないウチは仕方ないのでしょうが、誰かが操作してるのかな?と疑ってしまう様な、理解に苦しむ報道もあります。

    京都の街では今、至るところにお雛様が飾られています。昨年は京都に来て初めてのお節句だったので不思議に思いました。旧暦で動く京都ならでは、4月まで飾る風習なんだそうです。

    同じ時代、同じ国、同じ関西圏の大阪で育った私ですが、お隣りの京都にこんなにも違うことが沢山あるとは、アラフィフの今まで知りませんでした。

    そういえば、18歳から学校で京都に通っている時、地元の子達が家族の事を「ウチのお父さんが〇〇て言いはって…」と関西弁の敬語で話すのが不思議だったのですが、「ウチの犬が〇〇しはってん〜」とか、犬の話を敬語で話し始めて驚いた事がありました。

    後々聞いたら何の事もない、それはただの京都の方言でした。

    ありとあらゆる場面で、大人になる程知らない事は山ほどある事を、否が応にも知る事になります。

    何が正しいとか間違っているとか安易に決める事できません。間違いも正解もない、というのが大凡の正解のように思います。

    清明神社にある陰陽の印


    陰があるから陽があり、裏があるから表があり、悪があるから善があり、不自由があるから自由があり、病気があるから健康がある…

    堀川一条にある戻り橋際の河津桜が満開と聞いて、見事な姿を見にチャリチャリ行きました。そして、その近くの清明神社にて、当たり前ではない今と今後の健康に感謝して、お参りをしてきました。

    一条戻り橋

    堂々と1本だけある河津桜
    濃いピンクに重なる花びらが可愛い

    今年は残念ながらお花見宴会はできませんが、一日も早く、心から気分が晴れる春を迎えたいですね。

    清明神社さんの五芒星
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