陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となれば也(暦便覧)
今年の雨水初日の2月18日は雪景色でした。
数日経過しただけで、春の気温に上昇しました。
三寒四温の上下気温差が激しいですね…
体調管理を意識しないと、です。
先日、木梨憲武さんの展覧会が行われていて、
あまり詳しく知らなかったのですが、
チケットを頂いたので行ってみました。
一歩入ると、作品から出る優しくて温かいエネルギーが充満していました。
(上の写真の一つ一つのモチーフは、クスリや食品などのパッケージの、品物の名前部分を生き物のような形に切り取ったものでした。)
こんなの見てしまうと、ゴミとして捨てられなくなってしまいそう。
外箱から愛すべキャラクターに変身した姿から、モノにも命があるような気がしてきます。
現在では嫌われ者のタバコ等も、最初は誰かを喜ばせる為に作られたものなんだ、と、
元々「全ては愛からできている」という言葉を思い出しました。
私が避けている薬にも、避けている調味料にも、、、
誰かが必要とするものを、あれば便利で助かるものを、誰かが誰かの為に手間ひまかけて作り上げたもの、なんですよね。
意味なく、ある、「モノ」なんてないのでしょうか。。。
別の日のこと、
入江富美子さんという映画監督の、自主制作ドキュメンタリーが数日だけ無料配信されると教えてもらい、パソコンで3作拝見しました。
その中で、大ちゃんという男の子の作った沢山の詩が紹介されていて、ずばり本質を捉えた言葉に胸がつまりました。
(大ちゃんは、書くことが必要な年齢になっても文字が書けず、ぐちゃぐちゃに黒く塗りつぶした丸を文字のようなものとして詩を書き、ご本人はその黒塗りを、詩の制作活動だと言ってたそうです。ある時、特別支援学校の教諭山元加津子さんは、大ちゃんにワープロを見せてあげたそうです。大ちゃんはそれで詩を打ち、はじめて加津子先生も、大ちゃんの詩を読むことが出来たそうです。その事から文字にすると詩を人に伝えられると、大ちゃんは文字を書く練習をし、詩を書き残すようになったそうです。入江富美子監督作品、「1/4(四分の一)の奇跡」より)
大ちゃんがこの詩で書いてくれているように、
僕も私も、誰かも、みんな、、、
そこにある。
「〝ある“ものはみんな大切なんや」
人と人のご縁、
人とモノのご縁、
人と出来事のご縁、
2月は、素晴らしい展覧会や映画とのご縁を頂きました。
後々思えば、ご縁はいつも必要な時に来てくれる様に感じます。
この、とりとめない呟きもまた、
必要な時に必要な方へ、
ご縁がくくられますように。