• 夏至

    陽熱至極し、また日の長さの至りなると以てなり…(歴便覧より)

    北半球では、一年のうち最も昼の時間が長い日。梅雨明けもまだだし、今日は太陽が出ていないので実感がありません。でも、雨上がりの富士山が美しい21:00。やはり陽が長いです。

    節分の日が暦的に本当のお正月だと思って久しいのですが、夏至を意識したのは今年が初めてです。

    今日はとにかく、全てに感謝の日として、自分の人生を振り返ってみたりしています。良いこと悪いこと、全てが今に繋がる「善きこと」でした。

    これまで、ポジティブな考え方が大切と考えていた私は、嫌な事が起こった時も、辛い時も、それが自分に必要な試練と受け止め、極力文句や愚痴を言わないように心掛けていました。そうすることで、幸せな人生が紡げると考えていました。

    しかし、昨年あたりから、その考え方ではどうにもならなくてモヤモヤしたり、どうすれば良いか分からなくなる事がありました。

    そうこうしていましたら、今年の春分の頃に新たな考え方を知ることになり、いろいろ試行錯誤し、そして数ヶ月経った今では、それがとてもしっくりきて、腑に落ちるのです。

    嫌な事、気分の悪いこと、そのような事が起こった時は、先ずその気持ちを感じている自分に、そう思ったんだね、と許します。そして、それは単なる感情であり、大概は大したこともないことなので、水に流して手放します。

    たったこれだけのこと。それがこんなに現実を変えてくれる事なのだと知ってから、とても幸せな気持ちで過ごせています。これが、今、なによりも感謝している出来事です。

    「すべては良いことに繋がっている」

    説明不十分で、なんのこっちゃ、ですよね。改めてまた、具体的にも少しづつ書いていきたいな、と思っています。

    先日行った鞍馬寺〜貴船神社へ続く道、地面から浮き上がって伸びる、木の根。常識を疑え、って言われたような気がしました。




Comments are closed.