• 小寒から大寒へ

    ここ数年気候変化ぎ激しくて、暑さ寒さも時期が変わってきている思っていましたが、新年明けて五日からが小寒で二十日からは大寒だそうで、二十四節気通りに今年の寒さのピークがやってきました。

    覚悟していた京都の冬の厳しさが予想以上で、骨まで沁みています。盆地というのは、こういうことか…と思うのは、とにかく毎日どこかの時間帯で小雨が降ります。地面が濡れた後の風の冷たさったら、製氷室のようです。

    東洋医学では、身体に害を及ぼすものとして「邪」という考えがあり、まず外邪、内邪と分けています。身体の外から影響を及ぼす外邪には、風邪、寒邪、暑邪、湿邪、と色々ありますが、その中でも寒邪と湿邪が一緒に身体へ侵入してくるのが一番ややこしい。ややこしい、は方言?かな?えっと、面倒くさい、という事です。何が面倒かというのは、入ってしまった邪を身体の外へ出すのが容易ではなく、それが原因で不調になれば長引くという事です。でも、盆地で暮らす方は皆さん、毎年こうなんですね。美味しいお豆腐や湯葉屋さんがいくつもありますが、ご苦労はいかばかりか。もっと感謝しようと思います。

    身近な寒邪+湿邪で日常気を付ける事といえば…、忙しい人あるあるですが、髪の毛は良く乾かしてから眠るようにしてください。(内邪については、また改めて書きたいと思います。)

    二月に向けて、これからまだまだ厳しい寒さが続きます。どうぞくれぐれもご自愛くださり、冬の時期ならではの美味しいものなど頂いて、楽しんですごしましょう!

    PS:私が身体を壊した時も、心身弱っている時に寒邪と湿邪に入られたのですが、その事はプロフィールの、鍼灸師になった理由のところに書いています。ご興味あれば覗いてみて下さい。

    また、何か気になる体調のことなどは、お問い合せフォームよりお気軽にどうぞ。

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